使命感に衝き動かされて、開業の道を選ぶ
姉崎のスパサロンでヨガ講師を担当して2年間、私が担当していたヨガ教室は順調にお客様が増えていました。けれど、さまざまな事情からサロンが閉鎖してしまいました。そのときに、私のヨガ教室に通ってくれていた方たちを放り出すことをしてはいけない！ と強く感じて、2013年の6月に「ホットヨガスタジオ ガルバ」を開業しました。当初は「個人事業主」という言葉も知らなかったくらいですから、スタジオを借りて、お客様たちに声をかけて……といった感じで運営をしていたんです。その後、幸いなことに徐々にお客様が増えていって、お客様に、もっと快適な空間をご提供したいと考え、移転を決意します。
2018年に八幡宿駅から徒歩6分の場所に移転し、ヨガスタジオを新規オープンしました。この5年間、さまざまなことがありましたが、振り返ってみると使命感という言葉が一番しっくりきますね。お客様がヨガを楽しむ場所をなくしたくないという使命感、そこから一緒懸命に走ってきたのはすべてお客様とヨガのため、という感覚です。ヨガはまだまだその本質をすべての人に知られているわけではありません。だからこそ、ヨガの楽しさを伝えていきたいと思っています。
事業計画書の作り方も知らなかった
2014年に初めて商工会議所に相談に行ったんです。当時は経営とか事業といった意識もないままにヨガスタジオを運営していましたから、補助金や融資といった資金繰りについては、ほとんど知りませんでした。そんな状況でとある交流会に参加したときに補助金というものを知り、商工会議所を訪ねた、という経緯ですね。商工会議所では、補助金の申請方法に関連して、事業計画書の書き方についても教えていただきました。目の前のことだけをずっとやってきたので、長いスパンで予算を組んだり、事業計画を立てるということをまったく知らなかったんですね。なので、自分の事業を見直すいい機会になりましたね。補助金についても無事採択されて、ほっとしたのを覚えています。
それから商工会議所との関りができ、2016年に発足した女性経営者の集まりである「キャリサポ」にも参加させていただくようになりました。「キャリサポ」は、市原市で起業していたり、起業を目指している女性のキャリアアップをサポートし、市原市の活性化を目指すという事業です。起業している女性だけではなく、起業を目指す女性なら誰でも加入できるようになっています。経験も志も高い方たちと話をするだけでも自分のモチベーションが上がるので、とても有意義な事業だと感じています。
特別なものではなく、ヨガを生活の一部にしていきたい
特別なものではなく、ヨガを生活の一部にしていきたい。 数年前と比べればヨガ人口が増えてきたように思いますが、
意識が多いように感じます。 「難しいポーズを追求しなければいけない」「身体がかたいからできない」「宗教のような感じがする」など、ヨガに対するイメージは、人それぞれです。 私は、ヨガによって、さまざまなストレスを解消できると考えています。ヨガは、「ポーズ」「呼吸法」「瞑想」の３つから成り立ちますが、とくに、心の健康に役立つものだからです。私自身も、ヨガに救われたひとりです。
スタジオには、10人のインストラクターがおりますが、彼女たちのおかげで、ヨガに関わる方がじょじょに増えてきました。ですが、スタジオに通えない方にも、ヨガを感じていただきたいという思いから企業様などに私が出向く「出張ヨガ」や、お寺や公園、ビーチなどで行うイベントも数多く開催しています。
老若男女問わず、どんな方でも気軽にヨガを楽しめる社会にしていくことが私の使命だと信じています。
【基本データ】
会社名：HOTYOGA Garbha
住所：〒290-0062 市原市八幡1126-29
電話受付：070-3233-0011（8：00～21：00）
Mail：hotyoga.garbha@gmail.com
HP：https://garbha.yoga/
